おまとめローンは、複数の借り入れを新たにローンを組むことによって一本化し、毎月の返済金額を軽減したり、金利で得をすることがでるしくみですが、それを悪用した詐欺事件が発生しております。みなさんもおまとめローンをご利用の際には、十分ご注意ください。
------------------------------------------------------------
銀行の「おまとめローン」を騙るフィッシング(phishing)詐欺が発生した。フィッシング対策協議会が3月末に報告しているものだ。
騙りの被害にあったのは「みずほ銀行」で、フィッシング詐欺の実行者は「みずほ銀行 インターネット事業部」「みずほダイレクト」などと、まぎらわしいニセの社名を使ってキャッシング詐欺メールを送っていた。内容は「借入を一本におまとめしませんか」などと、現在人気の「おまとめローン」をエサに、巧みに被害者を誘導。フィッシング詐欺の定番である、個人情報の不正入手(ニセのサイトに誘導して個人情報を入力させる)のほかに、ニセの融資保証金を振り込ませたり、カードローンカードを宅急便で送らせたりするケースもあるという。
このほかにも、「DCキャッシュワン」を騙って、キャッシング詐欺メールを送る事例も報告されている。その際、使われるニセの社名は「DCキャッシュワン パーソナルローン事業部」。「みずほ銀行」の場合と同様、「一本化のキャンペーン期間中」、「おまとめしませんか」というように「おまとめローン」をエサにしている。こちらでも、ニセの融資保証金を振り込ませるなどの詐欺行為が行われている。
「おまとめローン」は、最近話題の金融サービスである。消費者金融や銀行が続々とサービスを提供しており、「おまとめローン」の比較情報サービスも登場している。
複数の金融機関でローン(主にカードローン)を組んでいる人が、新たにローンを組んで、それまでの複数ローンをすべて返済。ローンを一本化するのが「おまとめローン」の仕組みだ。ローン管理がラクになるほか、金利や返済額で得する場合もある。しかし、返済額が逆に増えるケースもあり、多重債務者などが安易に「おまとめローン」を利用するべきではないとの指摘もなされている。
信頼性の高い会社名を騙り、ローンに苦しんでいる人をターゲットに詐欺行為を働くキャッシング詐欺メールは、非常に悪質である。困った時ほど、安易に勧誘メールなどに頼って打開策を見出すのは禁物だ。信頼の置ける弁護士や金融機関などを直接訪ねるべきだろう。
[日本経済新聞社 2007年4月11日]
-------------------------------------------------------------
おまとめローン比較